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☆ 連載 1☆ 「結婚:昔はケーキ、今は少子高齢化」
2006年5月 マイアドバイザー掲載コラム
筆者が20代の頃は、女性の結婚適齢期なるものをクリスマスケーキに例え、24歳までが売れ時、25歳はギリギリ、26歳を過ぎると売れ残りといったような、失礼極まりない言葉が流行りました。社会に出て、仕事にも一生懸命取り組もうとした矢先に、結婚結婚と言われて、うんざりした記憶があります。
それが、昨今では「未婚の男性」の方が、風当たりが強いようです。それもかなり飛躍して、「男性の非婚化は少子高齢化の元凶」のようにも言われております。花嫁修行ならぬ花婿修行やなかなか結婚しない息子に代わってしびれをきらした親御さんがお見合いをするとか・・・東京を中心とする首都圏で特に顕著のようです。いやはや大変です。
データによると、都心では、男性の有業率(仕事をもっている割合)が頭打ちになっているのに対し女性の有業率が増加しているそうです。結婚しない理由に「妻子を養えるだけの経済力がなければ、結婚は出来ない!」と健気に(?)に思い込んでいる男性も多いのでは、との解説もあります。(出典:東京都総務局「都民の就業構造」)
一方、女性が結婚相手に期待する男性の年収として600万円以上とする割合が39.2%。それを満たす都内在住の男性は3.5%。(出典:2003年厚生労働省助成調査)更に、男性は年齢が高くなるにつれ、結婚相手の年齢はこだわらないとする人が増えているのに対し、30歳以上の女性はむしろ自分より若い旦那様を希望しているとか。(出典:国立社会保障・人口問題研究所)
だから、「男性が結婚できない→少子高齢化(?)」というのが、シナリオのようです。
さて、経済力がない男性が増えたから結婚できないのだというシナリオを、まるで「男とはこうあるべき!」と相変わらず声高に唱える「旧い」思い込みのような気がしてならないのは、筆者だけでしょうか?
教養もあり経済力もある「大人」の男女であれば、経済的にもお互い協力しあいよりよい家庭環境を作り上げることが出来るのではないかと思うのです。実際、若い世代になればなるほど、「男だから」「女だから」の区別なく、仕事にも取り組み家庭での役割もこなす「進化した日本人」が増えているように思えるのですが。
むしろ、そういった「自立した大人」を増やすための教育であるとか、「大人」がパートナーとの豊かな時間を過ごせるような、仕事環境であるとか、30代・40代からでも安心して子育てができる制度とか、「大人」を歓迎する「大人社会」であるとか・・・そういったものが必要ではと、クリスマスケーキ世代の筆者は思うのです。
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